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男性ホルモンで身長が伸びる?テストステロンと身長の関係を解説

男性ホルモン 身長

男性ホルモンは私たちの身体にとって、非常に重要な役割を果たしています。

特に男性ホルモンの中でもテストステロンは、筋肉量を増やして体脂肪を減少させることが知られています。

またそういった身体的なメリット以外にも、仕事やプライベートに活力を与えたり、イライラや不安を感じづらくなったりという精神的なメリットも存在します。

そんな男性ホルモンについて調べていると、「男性ホルモンで身長が伸びる」といった内容を目にすることがありますが、果たしてこれは本当なのでしょうか?

今回は男性ホルモン(テストステロン)と身長の関係について解説いたします。

男性ホルモン自体に関する詳しい解説は以下の記事でもご紹介しています。

目次

男性ホルモンを増やすと身長は伸びるのか?

結論から申し上げますと、成人男性が男性ホルモンを増やしても身長が伸びることはありません。

男性ホルモンの働きから解説していきましょう。

男性ホルモンは女性ホルモンと同様に性ホルモンの一種で、胎児期には主に男性的な特徴(第一次性徴)をもたらすために機能します。

さらに成長期に差し掛かると、筋骨格を丈夫にしたり男性器を発達させたりなど、より身体的な男性らしさ(第二次性徴)を特徴付けます。

身長を伸ばすことにおいては成長ホルモンと並んで重要な役割を果たしているので、身長を伸ばすために男性ホルモンが重要であることは間違いないです。

しかし男性ホルモンを増やしたからといって身長が伸びるということにはなりません。

そもそも身長が伸びるためには骨が伸びる必要があります。

成長期においては骨のなかでも骨端軟骨という柔らかい部分が伸びることによって身長が伸びます。

これが成人になると軟骨部分が埋まって伸びる余地がなくなってしまうので、いくら男性ホルモンを増やしても身長が伸びないというわけです。

また身長が伸びるためには男性ホルモン以外にも成長ホルモン、甲状腺ホルモンの役割が不可欠で、これらの成長因子が複雑に相互作用しながら成長を促しています。

そのためもし仮に骨の成長が止まっていないときに男性ホルモンだけを増やしたとしても、かならず身長が伸びるとは限りません。

男性ホルモンを増やすメリット

しかし一方で男性ホルモンを増やすことのメリットはたくさんあります。

骨を丈夫にして筋肉を増やす

残念ながら止まってしまった身長をふたたび伸ばすことはできませんが、今ある骨を丈夫にしたり、筋肉を増やしたりすることは可能です。

中性脂肪を減らす役割もあるため、男性ホルモンを増やすことで、年齢を重ねてからも引き締まった若々しい体型を維持することができます。

やる気を高めて精神を安定させる

精神面における役割も大きいです。

男性ホルモンには私たちのチャレンジ精神や向上心を高め、仕事に対するやる気を促す作用があります。

また小さなことでイライラしたり、不安に感じることもなくなり、精神的にも常に落ち着いた状態をキープできます。

性欲を向上させて異性に対して積極的になれる

男性ホルモン最大の役割の一つは性欲を向上させることです。

最近女性に対して積極的になれない、パートナーを満足させられていない等のお悩みがありましたら、男性ホルモンが不足しているのかもしれません。

男性ホルモンの役割については以下の記事で詳細を解説していますので、気になる方は是非ご覧ください。

身長はいつまで伸び続けるのか?

ここからは少し身長に関する専門的な内容も解説していきます。

すでに成人された方にとってはあまり意味のない情報ですが、お子様がいらっしゃる方にとっては重要な内容ですので、是非参考にしてみてください。

生まれたときの身体は男女とも約50cmほどで、成人になるにつれて身長が低い方で100cmほど、高い方で130cmほど成長します。

1年ごとの伸び率で見ると、生まれてから1歳までの1年間は約25cmと最大で、その後成長期までは年々ゆるやかになっていきます。

その後早熟タイプか晩熟タイプかは異なりますが、女性は10歳から12歳、男性は12歳から14歳ごろにいわゆる成長スパートを迎えて、身長の伸び率が再び上昇し、3年ほどで成長が止まります。

成長が止まるサインとしては、女性の場合は初潮を迎え、男性の場合は声変わりがあります。

またいつから成長期に入ったのかを知る方法として、成長曲線を描くという方法があるのでご紹介しましょう。

先ほどもお伝えしたように、生後1年を過ぎて以降、身長の伸び率は成長期まで年々減少していきます。

そのため毎年の身長の伸び率を計算して比較すると、成長期前まではかならず前年よりも成長率が下がります。

そこから成長期に差し掛かるとこの伸び率が上昇するため、その時期に必要な栄養を食事から摂取できるようにしたり質の高い睡眠を取れるようにしたりなど、とにかく成長を阻害しないようにしてあげる必要があります。

低身長になってしまう原因

最後に低身長の原因についてもご紹介させていただきます。

ここでいう低身長とは単に身長が低いという意味ではなく、標準成長曲線から-2SD(SDとは標準偏差という意味です)以下の方を指しています。

また急に身長の伸び率が低くなったという場合もこれに該当し、年間の伸びが4cm以下の場合は要注意です。

低身長の原因の中には、遺伝や体質的な要因などもありますが、成長ホルモンや甲状腺ホルモンの不足による低身長の場合には治療が必要です。

また男性ホルモンや女性ホルモンが早い時期から多く出過ぎている場合には、その作用によって骨が発達し過ぎて身長が止まってしまうこともあります。

他にもいじめなどの精神的な要因、栄養不足や睡眠不足などによっても、成長が阻害されてしまいます。

成長期を終えてしまうと身長の伸びも止まってしまうので、早期発見、早期治療が大切です。

まとめ

男性ホルモンは成長ホルモン、甲状腺ホルモンとともに、成長期の身長に大きく関わります。

しかし残念ながら成人した後に増やしたとしても身長が伸びることはありません。

ただ一方で成人後も男性ホルモンの量を増やすことで、筋肉を増やして脂肪を減らしたり、仕事に対するモチベーションを高めたりする効果があります。

積極的に男性ホルモンを増やすことで、いつまでも若々しく健康的な肉体を手に入れましょう。

オーシャンメンズクリニックでは男性ホルモン注射とパーソナルトレーニングを組み合わせた男性ホルモン補充療法をおこなっております。

最近筋肉が減って身体が衰えてきている、仕事も遊びもやる気が出ない、女性に対して興味が湧かないなどの悩みをお持ちの方は、是非お気軽にご来院ください。

医学的なアプローチで内面から男性力を向上させます。

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