男性ホルモンを増やすと、どのようなメリットがあるのか?
これからホルモン補充療法をおこなう予定の方、あるいはホルモン分泌を促すために食生活改善や生活習慣改善に取り組まれる方は、どのようなリターンが得られるのか気になる人も多いでしょう。
あるいは逆に、男性ホルモンを増やしたことで、薄毛などデメリットも存在するのではないかと気にしている方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、男性ホルモンを増やすことによるメリットとデメリットをわかりやすく解説していきます。
男性ホルモン(テストステロン)とは?
まずはじめに男性ホルモンとはなにか、説明させていただきます。
男性ホルモンとはアンドロゲンとも呼ばれ、主に男性的な特徴を促すための性ホルモンです。
そのよく知られる働きとしては、胎児期に男性器の発達を促したり、成長期に第二次性徴といって声変わりや体毛の発達を促したりします。
実は男性ホルモンにもまたいくつか種類が存在しますが、そのうち人間の身体に存在する実に95%はテストステロンと呼ばれる男性ホルモンで、我々の知る男性ホルモンの多くの特徴はテストステロンの特徴とも言い換えることができます。
テストステロンの血中濃度は、一般的な成人男性の場合で1.92~8.84 ng/mL、そのうち生理的な作用をもたらすフリーテストステロンは20代男性の場合で7.6~23.8 pg/mLとなります。
テストステロンは睾丸でそのほとんどが分泌されており、少量は副腎皮質で分泌されます。
実はこのテストステロンですが、女性にも男性の1/20~1/10程度分泌されており、女性の場合は副腎皮質で分泌されます。
男性ホルモン(テストステロン)を増やすことのメリット
前置きはこれぐらいにして、次は男性ホルモンを増やすことのメリットをご紹介します。
なお前述の通り、男性ホルモンのメリットは、そのままテストステロンのメリットとも言い換えられるので、特に断りが無い限りはそのようにご理解ください。
筋肉量を増やして体脂肪を減らす
スポーツの世界にいるとテストステロンを悪者として理解されている方がいるかもしれません。
実はドーピングにはテストステロンとしての作用もあるからです。
しかし生理的な範囲で分泌されるテストステロンには、筋肉量を増やし、体脂肪を減少させるという効果があります。
これにより、健康的で若々しい見た目を維持することができるのはもちろん、中長期的には生活習慣病の予防にも役立ちます。
認知力・記憶力の向上
男性ホルモンは肉体だけではなく頭脳にもポジティブな効果が期待できます。
人間は脳内に物事を記憶したり判断したりするための、シナプスという装置を持っています。
実はこのシナプスを活発に活動させるためには、テストステロンやそれが変化したジヒドロテストステロンという男性ホルモンが重要であることがわかっています。
また同じくそれらの男性ホルモンの働きによって、不安が解消され、やる気や勇気を振るい立たせることもできることが知られています。
若いときに勉強や仕事を効率よくこなし、歳をとった後も認知症にならないためには、男性ホルモンが重要ということです。
異性に好かれやすい
男性ホルモンが多いと女性にモテやすい顔つきになる、あるいは男性ホルモンが多いと女性を惹き付けるフェロモンが分泌されるといった研究があります。
しかしそういった直接的な要因だけではなく、男性ホルモンが多いと見た目も若々しく、仕事でも活躍しやすいため、結果として女性にモテやすい要素が多くなります。
そのため男性ホルモンが多い男性というのは、結果として女性にもモテやすいということになります。
男性ホルモンを増やすことのデメリット
では逆に男性ホルモンを増やすことのデメリットは存在しないのでしょうか?
やはりSNSやネットのブログを見ていると、多くの方にとって気になるのはハゲるかどうかということのようです。
結論からいうと、男性ホルモンがハゲの原因になるかどうかは、半分正解で半分不正解です。
まずここでいうハゲとはAGA(男性型脱毛症)を指しています。
そもそも人の毛はヘアサイクルといって、新しい毛が生えては抜けてを繰り返しています。
そのためハゲている人とそうでない人に関わらず、髪の毛が抜けるということは同じです。
しかしハゲている人というのは、ハゲていない人が髪の毛が生えてから抜けるまでに数年という期間をかけるのに対して、新しく生えた毛が数ヶ月で抜け落ちてしまいます。
なぜこのようなことになってしまうのでしょうか?
それはジヒドロテストステロンという男性ホルモンの作用によって、毛母細胞という髪の毛を作る組織が影響を受けて、ヘアサイクルを縮めてしまうためです。
このジヒドロテストステロンですが、テストステロンが5α還元酵素という体内の物質の働きにより生み出されます。
つまり男性ホルモンであるテストステロンを増やすだけではなく、5α還元酵素が作用して、はじめてハゲを引き起こすということです。
では薄毛を気にする人は男性ホルモンを増やすことを諦めるしかないのかというとそんなことはありません。
現在ではフィナステリドのようなジヒドロテストステロンの産生をおさえる薬も存在しています。
薄毛が気になるという方は、AGAの専門クリニックを受信することで処方してもらうことも可能です。
現在薄毛にお悩みという方は、当クリニックでも治療をおこなっておりますので、お気軽にお越しください。
男性ホルモンを増やす方法
男性ホルモンを増やすことのメリットは大きく、また最大のデメリットである薄毛についても、予防をすることで対策できることがわかりました。
そこで多くの方が気になるのは、男性ホルモンを増やす方法だと思います。
実はテストステロンの分泌量は20代をピークにして、徐々に減少していってしまいます。
また放っておくと男性も女性と同様に更年期障害を引き起こしてしまうリスクもあります。
そこで次は男性ホルモンを増やす方法について解説します。
ここでは専門クリニックで治療を受ける方法と、自力でコツコツと増やす方法の大きく2つをご紹介いたします。
男性ホルモン注射
この記事を読む方のなかで、次のようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
- 若い頃のように筋肉をつけたい!
- 脂肪を減らしてだらしないお腹をなんとかしたい!
- できるだけすぐに結果を出したい!
このようなことをお考えでしたら男性ホルモン注射がおすすめです。
男性ホルモンを増やしていく方法には自力でコツコツおこなう方法もありますが、どうしても時間がかかり、確実性は低いです。
男性ホルモン注射はその中でも圧倒的に短時間で済ませることができ、しかもすぐに効果の出る方法です。
男性ホルモン注射は筋肉中に直接テストステロンを注射します。
当クリニックでは専門医の検査と指導のもと、安心安全に施術をおこなっております。
是非お気軽にクリニックまでお越しください。
男性ホルモン補充療法・AGA・ED・早漏治療|オーシャンメンズクリニック新橋
生活習慣の改善
そうはいっても、まずは自分の力でなんとかしたいという方もいらっしゃると思います。
また短期的には男性ホルモン注射を活用したとしても、できれば根本的に解決する方法はないかとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
もちろん男性ホルモン注射のようなホルモン補充療法をおこなわなくとも、生活習慣を改善することによって、男性ホルモンの分泌量を増やすことは可能です。
そのためには何といっても食事、睡眠、運動の見直しです。
まず食事については、できるだけバランスの良い食事を心掛け、カキや牛肉に含まれる亜鉛やニンニクや玉ねぎに含まれるアリシンは積極的に摂ることをおすすめします。
また睡眠時間についても少なくとも7時間以上、できれば8時間は取るようにしましょう。
なお睡眠はこまめに何度も取るよりもまとめて一回で取るほうが休息効果が高いので、規則正しい体内時計を維持する必要があります。
最後に運動ですが、これは筋力トレーニングがおすすめです。
男性ホルモンと筋肉には鶏と卵のような関係があります。
つまり男性ホルモンが多いと筋肉量が増え、筋肉量が増えると男性ホルモンが増えるということです。
特にスクワットやデッドリフト、ベンチプレスのような大きな筋肉を鍛えることで、効率良く筋肉量を増やすことができます。
まとめ
男性ホルモンを増やすことによるメリットは多く、近年では健康意識の向上から積極的に増やそうと考えられる方も増えています。
しかし自分だけでおこなうとなると、生活習慣そのものを変えていく必要があるため、なかなかやり切れる方が少ないのも事実です。
またネットやSNSの口コミを頼りに、海外のサプリメントを個人で入手する方もいらっしゃいますが、安全面を考えるとあまりおすすめできません。
当クリニックが男性ホルモン注射をおすすめする理由はまさにそこで、まず手軽におこなうことができ即効性が高いということ、続いて検査と専門医の診断のもとおこなうため安全であるということです。
オーシャンメンズクリニックでは、男性ホルモン注射に加えて専門のパーソナルジムと提携することで、生活習慣改善のお手伝いもしています。
できるだけ早くきちんと効果を出したいという方は、是非当クリニックまでお越しください。
YGメディカルクリニックは男を磨く専門クリニックです
当クリニックは男性のための専門クリニックです。
AGAをはじめ、男性ホルモンの低下に伴う不調や勃起障害(ED)といった、男性の身体のお悩みに真摯に向き合い、サポートを行っていきます。
実はデリケートな男性のお悩みについて、プライバシーを確保しながら、しっかり診させていただきます。ご相談がございましたら、ぜひ一度ご来院ください。