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AGAを自力で治す方法を紹介!AGA専門クリニックでの治療の流れ・治療法も解説!

薄毛に悩む男性の中には、費用や手間などの問題から自力で治したいと考える方も多いのではないでしょうか。

薄毛の原因によってはセルフケアで改善できる可能性もありますが、セルフケアでは治せない薄毛もあります。

とくにAGAは男性の薄毛の原因として一般的ですが、セルフケアよりもAGA専門クリニックでの治療がおすすめです。

今回は、AGAを自力で治す方法を紹介します。AGA専門クリニックでの治療の流れや治療法も解説するため、薄毛に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

目次

AGAを引き起こす主な原因

AGAはAndrogenetic Alopeciaの略称であり、日本語では男性型脱毛症とも呼ばれる男性特有の病気です。

そして、AGAの主な原因は男性ホルモンと遺伝であることがわかっています。

ここでは、AGAを引き起こす主な原因について解説します。

ヘアサイクルの成長期が短くなる

AGAによる薄毛は、ヘアサイクルの成長期が短くなることで発生します。

ヘアサイクルとは毛髪が成長して抜け落ちるまでの周期であり、成長期、退行期、休止期の3つを繰り返しています。

通常であればヘアサイクルの85〜90%を成長期が占めており、2〜6年かけて毛髪が成長する仕組みです。

しかし、AGAを発症すると成長期が短くなり、毛髪が成長しきる前に次の退行期へ移行します。結果として短く細い毛髪が増加し、その部分が薄毛に見えます。

そのため、AGAの改善にはヘアサイクルを正常に戻すことが重要です。

ジヒドロテストステロンが発生

AGAによってヘアサイクルが乱れる原因は、ジヒドロテストステロンと呼ばれる男性ホルモンです。

ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンと、頭皮にある5αリダクターゼと呼ばれる酵素が結合して発生します。

続いて、毛乳頭細胞にあるアンドロゲンレセプターという男性ホルモン受容体にジヒドロテストステロンが取り込まれると、TGF-βを産出します。

TGF-βは脱毛因子とも呼ばれ、ヘアサイクルの退行期を誘発し、成長期を短くする作用を持つ物質です。

以上のように、AGAの直接的な原因はジヒドロテストステロンであり、AGA治療はジヒドロテストステロンの働きをいかに抑制するかがポイントです。

遺伝・ストレス

AGAの発症は、遺伝と関係がある可能性もあります

これは、ジヒドロテストステロンを産出する5αリダクターゼの働きが、遺伝によって左右されるからです。

遺伝によって5αリダクターゼが活発になっていれば、ジヒドロテストステロンが多く合成され、AGAを発症しやすくなります。

また、ジヒドロテストステロンを取り込むアンドロゲンレセプターの働きも、遺伝の影響があります。

そのため、親族がAGAを発症している場合は、自身もAGAを発症する確率が比較的高いです。

その他に、ストレスが薄毛の原因となる可能性もあります。これは、ストレスにより頭皮環境やホルモンバランスが悪化するためです。

ストレスとAGAの発症は直接的な関係はないとされていますが、薄毛の原因にはなりえるため気を付けましょう。

AGAを自力で治す方法

AGAは進行性の脱毛症であり、さらにAGA治療薬には医師の処方が必要であるため、AGAを自力で治すのは困難です。

一方、AGA以外の薄毛は生活習慣が原因の可能性があり、その場合は生活習慣の改善によって治せるかもしれません。

ここでは、薄毛に効果的なセルフケアの方法を紹介します。

適度に運動する

運動にはさまざまな健康効果がありますが、毛髪の発生や成長にとっても重要な要素です。

毛髪は毛乳頭と呼ばれる部分が毛細血管と接しており、そこから栄養を取り込んで毛髪を成長させます。

適度な運動によって全身の血流がよくなれば、それだけ頭皮に運ばれる栄養も増え、強く太い毛髪へと成長します。

薄毛の改善を目的とする場合、筋肉の増強や消費カロリーなどを気にする必要はあまりありません。そのため、ハードルが低く継続しやすい運動がおすすめです。

食生活を改善する

偏った食事では毛髪の成長に必要な栄養が摂れないため、ジャンクフードの食べ過ぎや無理なダイエットなどは毛髪の成長を阻害します。

薄毛を改善するためには、必要な栄養をバランスよく摂取する必要があります。

毛髪の大部分はケラチンと呼ばれるたんぱく質で構成されているため、良質なたんぱく質の摂取はとくに重要です。

また、亜鉛をはじめとしたミネラルやビタミン類も意識的に摂取するとより効果的です。

ただし、薄毛の特効薬と言えるような食材は確認されていないため、あくまでもバランスのよい食事を心がけましょう。

しっかりと睡眠を取る

毎日しっかりと眠ることも、薄毛の改善のために重要なポイントです。

睡眠中は、細胞を修復し成長を促す成長ホルモンが分泌されます。日中に消耗した部分が、睡眠中に修理される仕組みです。

毛髪との関係で言えば、成長ホルモンが分泌されるとIGF-1という物質が生成され、これによってハリやコシのある健康的な毛髪が作られます。

また、十分な睡眠には血流の改善や代謝機能の向上など、毛髪の健康維持に効果的なさまざまな効果があります。

睡眠不足が続いている方は、1日あたり6〜8時間のまとまった睡眠を意識的に取り入れましょう。

頭皮マッサージをする

頭皮マッサージは薄毛の改善に効果があり、費用もかからず自宅で手軽にできるためおすすめです。

頭皮マッサージには、頭皮の血流を改善する効果があります。上述のように血流がよくなると毛髪に送られる栄養が多くなり、強く太い毛髪が育ちます。

また、頭皮にはさまざまなツボがあり、自律神経を整えることも可能です。全身の健康促進やリラックスなど、嬉しい効果があります。

頭皮マッサージの際は爪を立てず、頭皮や毛髪への刺激を抑えるようにしましょう。シャンプー中のマッサージは、摩擦を小さくできるためおすすめです。

ストレスを減らし自律神経を整える

ストレスは薄毛の原因になるため、できる限りストレスを溜めないよう心がけることも重要です。

過度のストレスが溜まると、自律神経やホルモンバランスが不安定になります。これによって血流や睡眠の質も悪くなり、薄毛につながります。

そのため、ストレスが溜まっている方は積極的に発散しましょう。ストレスは自覚しにくい場合もあるため、普段から意識的に気分転換をおこなうことも大切です。

効果的なストレス発散方法には個人差があるため、自身に適した方法をいくつか見つけると安心です。

育毛剤を使用する

AGA以外の薄毛の場合は、市販の育毛剤で改善できる可能性もあります

市販の育毛剤は、頭皮の環境を整えて脱毛を予防する作用がある薬剤です。かゆみやフケなどの頭皮トラブルを防ぐ効果もあります。

しかし、市販の育毛剤には基本的に発毛効果はないため、すでにAGAを発症している場合は市販の育毛剤で治すのは難しいです。

そのため、AGAの改善を目的とする場合はAGA治療薬の処方を受ける必要があります。

AGA以外の薄毛であれば、頭皮環境を整えることで健康的な毛髪が育つようになるためおすすめです。

AGA専門クリニックでの治療法

AGAをセルフケアで治すことは難しいため、AGA治療が受けられるクリニックを受診するのがおすすめです。

AGA専門のクリニックでは、AGA治療薬の処方をはじめとしたさまざまなAGA治療を受けられます。

ここでは、AGA専門クリニックでの主な治療法を4つ紹介します。

投薬治療法

投薬治療法は最も手軽に受けられるAGA治療であり、人気です。大きく分けて、内服薬と外用薬の2種類があります。

内服薬は最もスタンダードであり、多くのクリニックで受けられる治療法です。多くの種類があり、AGAの進行を抑制するための薬と、発毛を促進するための薬があります。

外用薬は、薄毛が気になる箇所に直接塗ることで効果を得る薬です。頭皮の環境や血流を改善して、毛髪の成長や発毛を促進します。

投薬には副作用が出る可能性もあるため、処方を受ける際に医師に確認しましょう。

自毛植毛術

植毛は患部に毛髪を植える治療法であり、とくにAGAの進行度が高い方におすすめです。

植毛の中でも一般的な治療法は自毛植毛です。自毛植毛では、自身の後頭部や側頭部などから毛髪を採取し、生え際や頭頂部などの薄毛が気になる部位に植毛します。

自身の毛髪を使用するため、拒絶反応や炎症・感染症などのリスクが少ないです。

また、健康な毛髪の移植によって正常なヘアサイクルが戻り、AGAが根本的に改善する可能性もあります。

他の方法に比べると負担が大きい点には気を付けましょう。

メソセラピー

メソセラピーは、頭皮に薬剤を注入してAGAを改善する治療法です。頭皮注射や注入療法などと呼ばれる場合もあり、クリニックによって名称が異なります。

また、注入する薬剤の種類もクリニックによって異なります。AGA治療薬や成長因子、さらにビタミン類や亜鉛などを注入する場合が多いです。

投薬治療法と違い、毎日服用する必要がない点もメリットです。しかし、注入する部分に赤みが出る可能性もあり、その場合は入浴やサウナなどを控える必要があります。

HARG療法

HARG治療法は、メソセラピーと同じく頭皮に薬剤を注入する治療法です。メソセラピーとの違いは、使用する薬剤が決まっている点です。

HARG治療法で使用する薬剤はHARGカクテルと呼ばれるもので、150種類以上の成長因子が配合されています。

日本医療毛髪再生研究会が提唱している治療法であり、研究会の認可を得たクリニックのみが治療できる点も特徴です。

毛髪の再生を目指す治療であり、一定の治療を受ければ自然と毛髪が生えるようになるとされています。

AGAはクリニックでの早期治療がおすすめ

AGAは自力で治すのは困難であるため、クリニックでの治療を受けるのがおすすめです。また、AGAの改善には早期治療が必要である理由もいくつかあります。

ここでは、AGAはクリニックでの早期治療がおすすめである理由を解説します。

AGAの進行を遅らせる

AGAには、進行性の病気だとの特徴があります。何らかの対策を講じなければ、徐々に抜け毛が進行します。

しかし、クリニックでの治療以外の方法では、AGAの進行を食い止めるのは困難です。

上述のようにAGA以外が原因の薄毛であればセルフケアで改善できる可能性もありますが、AGAの場合は原因の男性ホルモンを抑制しない限り進行し続けます。

AGAが疑われるにもかかわらず自身の判断でセルフケアをおこない、結果として薄毛が深刻になった例も多いです。

深刻になると治療費が高くなる

また、AGA治療の費用は症状が深刻になるほど高くなる傾向があります。

症状がそれほど進行していない段階であれば1種類の内服薬で対応できる場合もあり、費用が安いです。

一方、進行しているAGAの場合は内服薬のみで進行を止めるのは難しいことがあり、さまざまな治療法を組みあわせると費用が高くなるかもしれません。

上述の自毛植毛やHARG治療法などは進行したAGAにも効果が期待できますが、それだけに費用が高いです。

遺伝子検査で診断が可能になる

さらに、薄毛の原因がAGAであるかどうかの判断が難しい点にも注意が必要です。

AGAかどうかわからない状態では効果的な対策もできないため、誤った対策で薄毛の進行を早める可能性もあります。

その点、AGA治療ができるクリニックでは、血液検査や遺伝子検査を用いてAGAの診断ができるところも多いです。

自身の薄毛の原因について専門的な診断を受けられるため、症状に合わせた効果的な対策が可能になります。

AGA専門クリニックでの治療の流れ

AGAの治療ができるクリニックは多く、それぞれ特徴が異なりますが、おおまかな治療の流れは共通しています。

ここでは、AGA専門クリニックでの治療の流れを紹介します。

1:カウセリング

AGA治療では、最初にカウンセリングをおこないます。

カウンセリングは、薄毛に関する悩みや希望などを聞き、一人一人に合わせて治療方法を選択するための重要なステップです。

自身の症状や治療の内容、費用や期間などの説明もおこなわれるため、疑問や不安があれば遠慮せず聞きましょう。

2:医師の診察

カウンセリングと前後して、医師による診察もおこなわれます。

診察も、自身の薄毛がAGAかどうか、AGAであればどのくらい進行しているかを見極め、効果的な治療法を選択するための重要なステップです。

まずは問診票を渡されることが多いです。スムーズな診察のためにも、詳しく記入しましょう。

その後、実際に視診や触診をおこない、毛髪や頭皮の状態を確認します。頭部の写真撮影がおこなわれることも多いです。

3:血液検査・遺伝子検査

診察とともに、クリニックによっては血液検査や遺伝子検査を用いた診断をおこなう場合もあります。

AGAの判断は診察のみでは難しい場合もあるため、これらの検査でより確実な判断が可能です。

検査には別途費用がかかることもあるため気を付けましょう。また、検査には時間がかかるため、実際の治療は後日となる場合が多いです。

4:薄毛治療の開始

薄毛の治療が必要であると判断されれば、続いて治療を開始します。

AGAであると判断された場合は、AGA治療薬の処方をはじめとした治療がおこなわれます。投薬であれば、その後1~2か月に1回程度の通院が必要です。

AGAではなかった場合も、希望すれば専門的な薄毛治療が受けられます。

AGAを含め薄毛の治療は長くかかるため、根気強く治療をおこないましょう

AGAのセルフケアに関するよくある質問

最後に、AGAのセルフケアに関するよくある質問に回答します。

AGAが治る前兆は?

AGA治療をおこなっていると、発毛の前兆と言える症状が出ることがあります。

まず、発毛剤の効果として初期脱毛が起こる場合があります。初期脱毛は、ヘアサイクルを正常化する際に一時的に抜け毛が増える症状です。

抜け毛が増えるため不安になる方も多いですが、一時的なものであるため心配はいりません。

また、頭皮の血流が改善された結果として、一時的に頭部にかゆみが生じることもあります。

初期脱毛やかゆみについて、症状が長引く場合は別に原因がある可能性もあるため、医師に相談しましょう。

AGAを治すのに効く食べ物は?

薄毛を改善するためには、まず毛髪の原料となるたんぱく質の摂取が重要です。そのため、肉や魚、卵や大豆製品などは積極的に摂取しましょう。

また、ビタミン類やミネラル類も不可欠です。ビタミン類の中でも重要なビタミンB群は、緑黄色野菜の他にレバーや乳製品にも豊富に含まれます。

ミネラル類の中でとくに重要なのは亜鉛であり、かきや肉類、納豆などに含まれます。

ただし、最も大切なポイントは栄養バランスであるため、これらの栄養を含めて満遍なく栄養を摂取しましょう。

どのようなサプリメントを摂取すればよい?

薄毛改善のためにサプリメントを摂取する際は、足りない栄養素を補えるものを選びましょう。

毛髪の健康に必要な栄養素のうち、ビタミン類や亜鉛などは不足しがちであるため、サプリメントで補うのもおすすめです。

市販の育毛サプリメントも、これらの栄養素を補うためのものが多いです。

病院の発毛剤と市販の育毛剤の違いは?

病院の発毛剤と市販の育毛剤の大きな違いは、医薬品であるか医薬部外品であるかです。

病院の発毛剤は細胞にダイレクトに作用するものが多く、効果が高いだけに副作用のリスクもあります。そのため、入手には医師の処方が必要です。

一方、市販の育毛剤は頭皮の環境改善や栄養補給などで発毛を促すものです。効果はおだやかですが、入手が容易で費用も安い点はメリットと言えます。

対面診療との違いは?オンライン診療の流れは?

対面診療とオンライン診療の違いは、診察場所と薬の受け取り方です。対面診療では、病院に通って医師と直接話し、処方された薬を病院で受け取ります。

一方、オンライン診療では、スマホやPCを使って自宅から診察を受け、処方された薬を自宅配送、コンビニなどで受け取りが可能です。

治療内容や効果に大きな違いはありませんが、オンライン診療の方が通院の手間や費用を節約できるというメリットがあります。

オンライン診療は、次のような流れでおこないます。

  1. 予約
  2. カウンセリング・診察
  3. 診察代・薬代を支払う
  4. 薬・処方箋の配送
  5. 治療開始

ただし、メソセラピーや植毛などの外科的治療は対面診療が必須になるため、まずはカウンセリングで医師と相談してみましょう。

各クリニックの紹介はあるけど、結局どこが1番安いの?

どのクリニックが1番安いかは、治療目的や薬の組み合わせなどによって変動します。

たとえば、予防治療であれば、クリニックフォアの初回割キャンペーンで初月0円、発毛治療であれば、AGAオンクリのパッケージプランBが初月0円と安価で始められます。

しかし、治療は症状に応じて医師が提案するため、必ずしも一番安価な方法が自身にあっているとは限りません

安さだけで選んでしまうと、治療が自身にあわず、十分な効果を得られなかったり、追加の治療で結果的に費用が高くなったりすることもあります。

そのため、複数のクリニックでカウンセリングを受けて、自身に合った治療と費用の総額を比較することが大切です。

まとめ

今回は、AGAの治療方法について解説しました。

AGAは進行性の脱毛症であり、セルフケアでの治療は困難です。

AGA以外の薄毛であれば生活習慣の改善で抑制できる可能性もありますが、AGAである場合は男性ホルモンを抑制しなければ進行を止められません。

クリニックでのAGA治療は、内服薬を用いて脱毛を抑制し、さらに発毛を促すものが多いです。

自己判断で誤った治療をしているうちに薄毛が進行することが多いため、AGAを疑っている方は早めにクリニックでの診断を受けましょう。




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